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    無幻真天楼第二部・第五回・四【ゆき ぁ

    • 2013.12.02 Monday
    • 14:56
    竜が狭いといった茶の間には数日後に迫ったクリスマスというイベントを待っているクリスマスツリーと
    「…焦げるぞ?;」
    まるでストーブを抱えるかのようにしている緊那羅
    「へへへ;」
    その緊那羅の隣にはコマとイヌがうずくまっていた
    それを見た京助の背中にいた阿分もヒョイと飛び降りコマとイヌのふわもこした毛の中に体をうずめていく
    「…なんだよ;」
    京助の方をじっと見ていた緊那羅に京助が聞いた
    「えっ;いや…あの…なんか京助がこの時間にいるのって変っていうか…慣れないって思っただけだっちゃ」
    「変っておま…失礼な…それにもうすぐ冬休みだから終わるまでこの時間だろうがなんだろうが家にいるぞ」
    「冬休み?」
    京助が緊那羅の近くに腰を下ろす
    「冬休みって…夏休みと同じだっちゃ?」
    「まぁな」
    「じ…じゃあ京助ずっと家にいるんだっちゃ?」
    「…まぁ…ってか…んな喜ぶなよ恥ずかしい;」
    いつの間にかストーブより京助の方に近くなっていた緊那羅に京助が言った
    「京様がずっと家にいらっしゃると聞いてーーーーーーーェ!!!!」
    勢いよく襖があいた先にはこの時期に咲いているわけのないヒマワリことヒマ子
    「冬休みという期間中に京様との親密度をアップさせて奪い返して見せますわ!!緊那羅様お覚悟を!!」
    「いいから早く戸を閉めろ;寒いわ」
    緊那羅に向い宣戦布告をしているヒマ子に京助言う
    「邪魔だよ」
    「こ…」
    ヒマ子の背後に現れた矜羯羅がヒマ子のわきを通って茶の間に入った
    「矜羯羅さんどうしたのその格好…」
    前髪から滴る水滴、まつ毛についた雪、赤くなった頬
    「…んがら待ってー;」
    矜羯羅から少し遅れて制多迦も茶の間に入ってきた
    制多迦も同じく髪からは水滴が垂れている
    「わ…私タオル持ってくるっちゃ;」
    緊那羅が立ち上がって廊下に出ていった
    「お前らまさか…この吹雪ん中外にいたんか?;」
    「…ルミママが雪かき手伝ってっていったから」
    制多迦がヘラッっと笑うと鼻水が垂れてきた
    「で、その母さんは?」
    「向こうの小さな小屋みたいなとこに入っていったけど」
    矜羯羅が手袋を脱ぎながら言う
    「まぁまぁお疲れ様でしたお二人様」
    ヒマ子が言うと緊那羅がタオルを持って戻ってきた
    「宝珠とか使えは早かったんじゃねぇの?」
    「そうかもね…でも使いたくなかったんだよ」
    「なんで」
    「使いたくなかったから」
    緊那羅からタオルを受け取った矜羯羅が答える
    「何かあったかい飲み物いれるっちゃね」
    再び緊那羅が茶の間から出ていった
    「緊那羅いい嫁になるアルね京助」
    分が言う
    「寝てろ;」
    京助が分の頭を押した








     

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