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    無幻真天楼第二部・第五回・四【ゆき А

    • 2014.04.10 Thursday
    • 20:29
    「ねぇねぇ沙羅、これなに?なにしてるの?これなに?」
    夜叉の声に沙羅が振り向いた
    「これは…阿耨達様がくださったんです」
    ニッコリと笑う沙羅の膝にはまだ眠ったままの帝羅、そしてその少し上には…
    「【くつした】というもので…こうして飾っておくと欲しいものが手に入るんだそうです」
    「えっ!?何それ何それ!!うぃも欲しい!!めっちゃ欲しい!!ねぇねぇ沙羅!!うぃもほ…」
    夜叉がずずいと沙羅に迫ったところで今まで騒がしかった口を閉じた
    「なんでもない…これは、沙羅のだ…ね」
    身を引いた夜叉が細い目をなおも細くして笑う
    「夜叉様…私にとてもいいことを思いついたんですよ?」
    眠る帝羅の頭を撫でながら沙羅が言うと夜叉が顔を上げ少しだけ目を大きくした
    「何?なになに?いい事ってなに?」
    またもずずいと沙羅に迫る夜叉にふふっと笑った沙羅
    「私ねお願いをしたんです…この…くつしたというものに」
    「くつしたに?ねぇねぇそれって叶うの?サラは何をお願いしたの?いいことなに??」
    帝羅の頭を撫でていた手で今度は夜叉の頭を撫でる沙羅がゆっくりと口を開いた


    「沙羅が阿耨達からもらった願いの叶うものに早く時が来ますようにと願ったらしくてな…」
    湯呑からでつ湯気の向こうで迦楼羅が言う
    「阿耨達から…」
    京助が右を見た
    「もらった…」
    矜羯羅が左を見た
    「願いの叶うもの…?」
    そして緊那羅も右を見る
    一同の視線が集中したものはクリスマスツリー…に飾られているくつした
    「…れ?」
    制多迦がへらっと笑って靴下を指さすと
    「それだ!!」
    と迦楼羅が声を上げながらテーブルに手をついて身を乗り出すと湯呑がぐらつき…
    「あっ」
    数人の声がハモった
    「危ないですよ」
    横から伸びてきた乾闥婆の手が湯呑を押さえる
    そして湯呑から手を離し次に掴んだのは…
    「いだだだだだだだだだだ!!;」
    「周りをよく見て行動してくださいとあれほどいったでしょう?この耳は飾りですか?それともこの頭は空ですか?ピーマンより悪いですね?何もない竹ですか?」
    迦楼羅の触覚のような前髪を引っ張り、もう片方の手でポコポコと迦楼羅の頭を叩く乾闥婆
    「全く…」
    ふんっと息を吐いて迦楼羅を話した
    「…乾闥婆だ…」
    京助がボソッというと一同が頷く
    「当たり前だろう。乾闥婆は沙紗だが乾闥婆だ」
    迦楼羅が頭をさすりながら言う
    「いいんじゃない?旦那がそうだって言ってるんだし」
    「!?」
    今までなかった声に揃ってふすまの方を見た
     

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